東宝砧撮影所潜入記

07年の暮れに、この東宝スタジオ周辺を一般人が普通に入れる範囲内で探訪しましたが、先週末、知り合いの東宝関係者の方の計らいで、所内を見学させて頂ける事となり仲間と行って来ました!!
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撮影所は待ち合わせをした小田急線・成城学園前駅から歩いて10分ほどのところにあります。
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前回はこのゴジラのオブジェと七人の侍を眺めるだけで涙を呑みましたが(笑)、今回は来客者用のパスを提げて堂々とオフィスセンター入口から入場したのでした♪

まずは、かつての東宝撮影所を象徴する噴水・・跡です・・・。
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むかしは噴水の回りには木製の椅子が据え付けられてあったそうで、宣伝用のスチールなどが沢山ここで撮影されたそうです。

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噴水のバックにある建物は『旧本館』と呼ばれる建物で、かつては役者さんたちの控え室等や食堂などもあったそうです。また昔はコチラ側が正門だったそうで、先日お逢いした土屋嘉男さんの著書『クロサワさ~ん!』に黒澤監督を乗せた車が正門を入っていくと撮影所の人々が最敬礼で迎えた云々、とありましたがココから出入りされていたんでしょうね♪♪

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また建物そのものを使って頻繁に撮影も行われたようで、映画『モスラ』や、『ウルトラQ』『快獣ブースカ』等の円谷作品などにも登場します♪

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館内から屋上へと案内して頂きましたが、この屋上でも『帰ってきたウルトラマン』やブースカなどの撮影が行われたそうです。
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噴水を隔てた反対側に建つ建物が、『第1ステージ』『第2ステージ』と呼ばれる、昭和7年からある所内で最も古く歴史のあるステージです。
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両ステージとも撮影中でしたので残念ながら内部は覗けませんでしたが、ステージ同士の間にある技術課棟を見せて頂きました。市川崑監督作品の『八つ墓村』だったか『犬神家の一族』のどちらかの警察署内のシーンとしてこの階段で撮影が行われたそうです!
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数々の名作を生み出した歴史あるステージですが、近々建て替えられるんだそうです(T_T)
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誠に残念です・・・。
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年季の入った“箱馬”。実はコレ売ってるんです!!


この撮影所で撮られた作品の台本や、設定資料などが保管された部屋にも特別に案内して頂きました!!
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マニア垂涎のゴジラシリーズやその他の特撮作品の台本、『蜘蛛巣城』『天国と地獄』『赤ひげ』といった黒澤作品の衣装合わせの際のスチール、様々な作品のロケハンを行った時の写真や初期ゴジラの絵コンテなど、とにかくもの凄いお宝を拝見することが出来ました!!
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いやぁ~1日閉じ篭っていても見きれないほど、膨大な資料が保管されていました(;^_^A
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もちろんゆり子さん出演の作品も♪
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また行きたい~♪(爆)
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“白目”が話題となったGMKゴジラ








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コチラは『第5』『第6ステージ』です。
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第5ステージは空いていましたので、ステージ内を見せて頂きました♪
それほど大きなステージではありませんでしたが、ここも比較的古いせいか時代を感じさせる造りでした。

ココも同じく近々建て替えられるそうです。。。(T_T)

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カフェテリアで食事をした後に、隣にある所内で一番大きな『第7ステージ』に案内して頂きました。高さは12m、奥行きは約36m×29mもの広さのあるステージで、ちょうど今撮影中の映画のセットを組んでいるところでした。

またステージ床には6m×8m×3mのプールも設置してありました!?


その次に案内して頂いたのは、衣裳棟と装飾棟でした。
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衣装部屋にはまぁ~沢山の様々な服が取り揃えてありました。もちろん警官の制服や自衛官服などもありました♪中には『地球防衛軍』と書かれた衣装ケースもありましたが、どんなコスチュームが入ってるんだろう?!(笑)。
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装飾棟にはいわゆる小道具が沢山保管されていて、年代物のテレビや飲み屋や飲食店の看板、掛け・置き時計等ありとあらゆる、中にはガラクタのような物までもありました(笑)。

一番目を惹いたのはこの掛け看板です!!
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『田能久』とは、映画『若大将』シリーズの加山雄三さん扮する田沼雄一の実家、老舗すき焼き屋のあの田能久ですよネ!ちょっと感激しました!

『那須ホテル』の看板は、『犬神家の一族』にて金田一耕助が逗留するホテルですね♪オリジナル版の時のものか、あるいはリメイク版の時のものかは聞きそびれましたが(^_^;)いずれにしても凄いです!

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こちらの『第8』『第9ステージ』はかつてひとつのステージで当時は“東洋一”といわれる規模を誇っていました!『ゴジラ』等の特撮は全てココで撮影されたんだそうです。
第8は撮影で使用中、第9はセットを組み上げ中でしたので、第9だけちょこっと覗かせて頂きましたが、“東宝スコープ”(=シネマスコープ(2.35:1)用に設定されたステージらしく、天井が低いのが特徴だそうですが、現在はシネスコで撮る映画は少ないそうで、今では意外と使いにくいステージだそうです。

円谷英二監督の“ヨーイ!!”の声が響き渡ったんでしょうね・・・(^O^)

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向かい側にある新しい11、12ステージが建っているところは特撮撮影には欠かせなかった“大プール”があった場所だそうです。現在は第10ステージの脇に“小プール”が残るのみでが、小さいながらも水中シーンでは頻繁に使用されているみたいです♪

丸で囲った部分がかろうじて一致するかな?(笑)
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この第8,9ステージの前の通りでは、帰マンの2話の撮影が行われたそうです♪
本多猪四郎監督がメガホンを取った1、2話は、先ほどの第1、2ステージに特撮セットが組まれたそうです!

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更に奥にある第3、第4ステージが建っているあたりから向こうには昔は銀座の町並みを再現したオープンセットがあったり、時代物のオープンなどもあったそうです。

ブースカに出て来る繁華街のセットがもしかしたらこのオープンセットだったのかも知れませんね!?


東宝大工センター向かう通りにあるポストプロダクションスタジオは、試写室&録音スタジオとなっていて、昔はここにオーケストラを入れて伊福部さんがタクトを取って例の“ゴジラマーチ”を録ったりしたそうです!!
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『バルンガ』のロケが行われたのは、このポスプロの建物の前でした♪

ざっと書き出してみましたが、都合3時間半くらいかけて所内を隈なく案内して頂きました!!

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見学中、『SOYJOY』のCMで有名な田中○奈ちゃんや、近々映画が公開予定のボヤッキーこと生○勝久さんなどをお見かけしました♪♪



いやぁ~~、本当に貴重な体験でした!!
『Sさん、本当に有難うゴジラましたm(__)m 是非また見学させて下さい(^_-)-☆ 』
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Commented by いとま at 2009-02-20 10:36 x
知り合いの方の計らいですか!
すごい潜入レポでした。
撮影現場の検証もすごいです。
Commented by heroes-cafe at 2009-02-20 23:56
>いとまさん
有難うございます!

第1、第2ステージが無くなる前に、見学できるようお願いしました。

どうせ行くなら、ちゃんと下調べしてから行けばよかったです(汗)。
Commented at 2009-09-15 12:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 堀井 昭男 at 2010-09-20 12:56 x
私は1954年生まれのゴジラと同じです。
当然、ゴジラは小学生の年少からのファンです。
千葉県市川にあった東宝映画館に朝6時から1番で並んでいた事が良き思い出です。
小さい頃は病気がちで円谷先生にお手紙とラドンの絵を描いてお返事をもらった事がありました。(残念ですがそのお手紙は今はありません)
中には錦糸町の駅ビルでゴジラのぬいぐるみを初公開するとの事で入場券が2枚入っていました。
しかし、その時も病弱でした私は、行くことが出来ず友達に上げてしまいました。
私はねんど細工が大好きでしたので、よくゴジラを作り親を驚かせていました。
5年生になると体も丈夫になり、あだ名は怪獣博士として友達も沢山出来ました。
今はウルトラQのDVDを見て、東宝映画は子供を大切にする映画だった事に関心させられます。(ゴローと五郎、カネゴン、岩石怪獣とタケル等)

また子供の心を大切にする夢のあるしかし、怖い怪獣映画が観たいです。
PS:CGは重量感が伝わらず好きではありません。
やはりと特撮が1番です。
Commented by heroes-cafe at 2010-09-22 12:36
>堀井昭男さん

ようこそいらっしゃいませ♪


円谷監督からのお手紙は貴重なご体験ですね。

また、きちんと返事を下さったという“姿勢”が、『子供たちに夢を。。』
と常日頃から仰ってらっしゃった監督らしいエピソードですね!


昭和40年生まれの私より若干年上の友人も、近年の円谷作品や特撮作品には、よく苦言を呈しています(笑)。

オールCGはどうかと思いますが、平成ガメラシリーズの出来栄えには
驚愕した記憶があります。

作り手の魂の入った、怪獣映画が待ち遠しいですね。。。。
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by heroes-cafe | 2009-02-18 18:03 | SEICHI★JUNREI | Comments(5)
HEROES☆CAFEへようこそ♪ 幼い頃に出逢ったヒーローやヒロインにもう一度逢いに行きませんか・・・
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