2009年 07月 21日
改造人間哀歌2~星空の約束~
佐々木さんのお芝居を観るのは『戦闘員日記』以来だから、実に8年ぶりです!?((((((;^_^A
今回は“2”ということで、つまりは当然“1”があったわけで(笑)、昨年の秋に上演されたのですが、『還暦を迎えたヒーローの願い』というテーマで、我々が子供の頃憧れたあの隼人兄ちゃんがそのまま年を重ねたというようなシチュエーションで物語が展開して行くのですが、ただ世の中には「著作権」というまぁチョいと面倒くさい“ルール”があるので、佐々木さん演じるところの主人公には“男”としか役名がないのですが(~_~;)、そこはそれ暗黙の了解というヤツで、観るこちら側は“そのつもり”で拝見する訳です!!(笑)。
若い頃“ある組織”に囚われ改造人間となってしまった男が、愛と正義と平和のために体も心もボロボロになりながらも闘い続けていたが、正義と悪の判別がわからなくなり、ついに戦うことを止めてしまう。
そんな男の元に、あの組織が再び行動を起こし始めたという知らせが入るが、男は頑なに戦うことを拒否するのだけど、仲間の友情に支えられ、再び悪を打ちのめすために立ち上がる・・・というところで前回エンディングを迎えたのですが、本当はこれで完結するはずだったらしいのですが、佐々木さんがカーテンコールで続編をやります!!っと云ってしまったために今回の“2”が上演の運びとなったそうです(笑)。
Part“1”は全編シリアスな雰囲気でしたが、“2”は“1”以上に笑いの要素が盛り込まれていて、途中違う方向へ行きそうになりつつも(;^_^A、ところどころにライダーヲタク向けの思わず笑ってしまうような仕掛けもちりばめられていて、例えば主人公にサボテンの鉢植えと“グロンサン”という強壮剤を差し入れたり、ビールを飲んでいる所にイカのツマミを用意したり、あるいは悪夢にうなされた主人公が「なってねぇなぁ~・・・」とまるでどこかの特撮番組で見たことがあるようなシーンがあったりと、かなり“ツボ”に入りました(爆)♪
佐々木さんが持ってらっしゃるマスクと変身ベルじゃなくて「エネルギー変換装置」は三枝徹氏の造形だそうです♪
『改造人間哀歌』はこれで完結のようですが、近いうちにどうか“オフィシャル”な形で、ウルトラ映画にダンディ4がそのままの役でご出演されたように、仮面ライダーでも本郷、一文字、風見等のそれぞれのキャラをオリジナルの方々が演じるような新作を是非とも実現して欲しいものです!!
私的には、あれからそのままの年数が経ったというような設定で、多少力が衰えたところへ、出演してくれそうな『アギト』や『響鬼』あたりが助っ人で登場してくれると結構いい感じになるんじゃないかと思うんですが・・・ダメ?!。。。(^O^)
佐々木さん素敵なお芝居を有難う御座いました♪
齢を重ねた“漢(おとこ)”の悲哀が出ていて、とても感動しました!
はらわたに染み入るような魂の叫びも良かったですが、
グラスを傾けながら何をか想う憂いを秘めた演技には本当にグッと来ました・・・・(男泣)
どうかこれからも益々お元気で、また“熱い”芝居を見せてください!!