2006年 05月 03日
小河内ダム@仮面ライダー第1話 より
こうやって書くとなにやら仏陀やキリストの足跡を訪ね歩くみたいだが(笑)、ココで云う“聖地”とは、もちろん幼少の頃胸躍らせて毎週見ていた特撮番組のいわゆるロケ地のこと。
ただロケ地巡りを綴ったサイトは沢山あるので今更な企画ではあるけど、やっぱり自分の目で確かめる事に意味があるので、まぁ皆様も宜しかったらお付き合い下さいませ♪
聖地巡礼を思い立ったのは、ブログを始めるず~っと以前で、“いつかは・・・”と思いを暖めておりました。なぜなら普段生活・仕事をしている地域に実に沢山のロケ地があったのです!
従って手始めに、最初はご近所からと思ったのだが、都合よく昨日、奥多摩方面へ仕事に行く用事が出来たので、だったら奥多摩と云えば『蜘蛛男』登場の第1話にちなんでと思い・・・
で、記念すべき第1回は『小河内ダム』巡礼を送りします♪
東京に住むものには『奥多摩湖』の呼び名の方が親しいかもしれない。
もともとは東京都民の水瓶として多摩川を堰き止め昭和32年に作られた。現在東京の水源は利根川水系なのでいまは渇水時の非常用としてその責務を負っている。
さて第1話の後半、蜘蛛男との戦いのクライマックスの舞台がココ奥多摩湖こと小河内ダムなのである。
横浜・赤煉瓦倉庫でルリ子を拉致した蜘蛛男はトラックの箱の上に彼女を乗せ逃走する。
そして次のシ-ンがいよいよ小河内ダムの登場だ。
本編の画像(左側)と今現在の画像を比べていただくと分かると思うが、撮影当時ダムにはほとんど水が貯められていなかったようだ。ココでの撮影は講談社刊『仮面ライダー大全集』によると昭和46年2月だったようなので、完成から14年も経っているにもかかわらず雑然とした雰囲気である。
また本編ではご覧のように“下”に降りて戦っているが、現在はもちろん降りることは出来ない。
ちょうど画面右の柱のようなものが、ひとつ上の画像の左側上段に見える石柱にあたる。
ココは“非常用洪水吐”と呼ばれる所で水が貯まり過ぎた時にゲートを開け放流するところらしい。
本郷が走ってきた方は今現在は立ち入り禁止になっていた。
ラストナレーションが入り走り去っていくバイクに乗った本郷。
画面中央、本郷の左側に見える白い建物は“展望塔”と呼ばれるところ。
見ていただいたとおり、ほぼ35年前のまま施設が残っています。
もちろん新しく建物が建っていたりして往時とはかなり様子は違うと思いますが、間違いなく当時の雰囲気はしっかりと感じ取れました!!
生憎、昨日5/2は小雨交じりでしたが、これからの季節新緑がとても綺麗な所ですので皆さんもドライブがてら訪ねてみてはいかがでしょうか・・・