実相寺昭雄監督追悼上映会 in The GrissomGang

TBSの『でっかく生きろ!』と云うドラマに急遽出演する事なったときのこと・・・

演技を終えた後、つかつかと1人の男が近寄ってきた。

『東宝の新進の女優さんってそういう演技するんだ・・・』

(・・・誰だコイツ?!なんて失礼なヤツ!!・)

著書『ウルトラマン創世記』にはもっと詳しくその時の状況が書かれていますが、これが桜井浩子さんと実相寺昭雄監督との初めての出逢いだったそうです。。。

1964年、ウルトラQ放映の2年前の出来事でした。



『今度の実相寺って監督は、凄い画を撮るヤツなんだ!?』

(・・・凄い?!・・難しい人?・怖い監督??・・・)

撮影が始まる前、フルハシ隊員から実相寺監督をこんな風に紹介されたアンヌは、完全に萎縮してしまいまともに監督の顔を見られなかったとか。幻の話の撮影時、現場でお手製の手編みのニットを衣装として着て来て『監督ぅ~ これでいいかしらぁ?!』と実相寺監督と実に気安く話をしていたロコを羨ましく思ったとも・・・・。


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これがアンヌことひし美ゆり子さんと実相寺監督との初めての出逢いだったそうです。。。



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今回は4/8によみうりランド近くにあるシネマ・バー「ザ・グリソムギャング」で昭和の2大ヒロイン、桜井浩子さんとひし美ゆり子さんをゲストにお迎えして行われた『実相寺昭雄監督追悼上映会』に参加してきました。


この日はウルトラマンから『故郷は地球』ウルトラセブンから『狙われた街』、そして怪奇大作戦から『恐怖の電話』『京都買います』の計4本の実相寺作品が16mmフィルムにて上映されました。

今回のフィルムも「5・4・3・・・」とフィルムの頭にカウントダウンが入っていたりCM中にあたる部分は真っ黒のコマだったりと、まさに当時関係者がラッシュ等を見るような気分?で鑑賞できました(笑)。


一挙に4本上映のあと、お待ちかねのトークショー!
こうしてお二人揃ってのイベントは昨年7月の世田谷文学館以来ですね!!


で、そのトークショーですが・・・
もうオフレコ話満載で残念ながら殆どご披露できないのですが(;^_^A 差し支えない範囲でちょっとだけ。


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桜井さんが再び実相寺監督と出逢ったのはご存知ウルトラマン。
がしかし第一印象が悪かった為、演出する監督の云う事を素直に聞く事が出来ない・・・

キャップ(小林昭ニさん)にスタジオの隅に連れて行かれ『ロコ、ああ見えて彼(実相寺監督)は才能のあるヤツなんだ!だから頼むから彼の云う事を聞いてくれ・・』そんな風に云われたそうです。キャップこと小林さんは出演者全員から絶大な信頼を受けていたので、キャップがそう仰るなら・・・と云うことで素直に芝居をされたそうです♪


でもさすがのキャップも閉口した事があったそうです。

第34話『空の贈り物』のアフレコの時。

アフレコとは出来上がった映像に声をあてる作業の事ですが、その出来上がった映像を見て出演者全員唖然としたそうです。実相寺監督のあまりの“寄り”の画、口元アップの映像に演じた本人達もどの口元が自分か分からず非常に困ったと(笑)。スクリプターさんのお陰でどうにかなったそうですが、さすがのキャップも呆れてたとか(笑)。


そして極めつけは『魚眼レンズ事件』(笑)。
撮られている最中はわからず、アフレコの時に初めて映像を見てそのあまりの酷さに怒り心頭だったと仰っていました!

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桜井さんの著書、『ウルトラマン青春記』にはそのお詫びとして前出の第34話のエンディングに“しゃ”の入った映像で綺麗に撮ってくれた、と書かれていますが、『今でも最悪の桜井浩子!だと思っている!!』って怒ってらっしゃいました(笑)。


一方ゆり子さんの方はご自身のブログ等で仰ったりしてますが、この40年の間に数回しかお逢いしていないので殆ど想い出といっても・・・とにかく(監督の)お声も思い出せないほど、避けていたような気がすると話してらっしゃいました。DVD『アンヌからセブンへ』での対談でも話されていますね。対談後是非一緒にお酒を飲もうね!って約束したのに、それ以来ようやくお逢いしたのが映画『シルバー假面』の試写の時で、その時の“握手”が今生の別れになってしまったと。。。

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実相寺監督についてお二人とも仰っていらした事は、撮影時殆ど演出らしい演出は受けなかったそうです。『そこに居てくれれば勝手に撮るから・・』みたいな感じだったそうです(笑)。

それになかなか“カット!”って云わなかったそうです。台本上の芝居が終わっても『カット』の声が掛らないので役者は困惑しながらも何とか演技を続ける・・・。『ホント粘るのよネェ~』とは桜井さんの談。

で、出来上がった映像を見ると演技でない部分が使われてたりする事がしばしばだったそうです。監督曰く『素の部分が出てていいから♪』だとか(笑)。

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また当時はシルエットで女優を撮るなんて考えられなかったそうで、今でこそ色々なシチュエーションでの画がありますが、当時はこれでもかって位照明を当て、いかに綺麗に撮るかが基本だったので、実相寺監督の画は誰もが受け入れがたい映像だったのです。



桜井さんとゆり子の出逢いについても話題が上り、もちろん皆さんご存知だと思いますが、初共演はウルトラシリーズではなく1967年に公開の東宝映画『颱風とざくろ』です。

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残念ながら未ソフト化で私も未見ですが、シャワーシーンが有名ですよね♪

このシャワーシーンの撮影の時ある女優さんが『あの胸の大きいコは誰?』と桜井さんに尋ねたそうです。そう、その胸の大きな女性こそゆり子さんだったのです!(^○^)


また、二人は犬猿の仲だったのか・・・? もちろん答えは『NO!!』ですが、こんな話もありました。

ある時、ウルトラマンのスタッフが集まって飲んでいたことがあったそうです。で蝮さんがゆり子さんに連絡をしてきて『アンヌも来いよ!』ってことになり出かけていくことになったそうなのですが、桜井さんに『アンヌが来るョ♪』って云ったら、桜井さんご自身は普通に『あ、そう。』って返事をしたつもりだったそうですが、今思うとその返事の仕方が回りからは不機嫌な返答に取られて、それ以来“回り”が『アンヌが居るから~』、とか『ロコが居るから・・・』って変に気を使うようになり今に至ったんじゃないかしらと♪

ゆり子さんも『そう云えば満田監督なんかも、変に気を使ってらしたヮ』なんて仰っていました。

昨年の40周年記念映画の撮影の時に逢って以来、機会あるごとにお二人は度々逢うようになり、我々ファンも素晴らしいツーショットをこうして何度も見ることが出来ている訳です!!


トークショーの後は場所を移して懇親会が行われたのですが、ゆり子さんとはもう何度もご一緒させて頂いていますが、桜井さんとお酒を酌み交わすのは初めてのこと!!

ゆり子さんもかなりイケる口ですが、桜井さんも相当お強いとか?!さっすが二大ヒロイン♪(^_-)-☆

いやぁ~それにしてもフジアキコ&友里アンヌと一緒に酒が飲めるなんて・・・
なんて幸せなシチュエーションでしょうか。まさに至福の時でした!!



桜井さん、ゆり子さん、本当に有難うございました
とてもとても楽しいひと時でした♪またこんな機会があることを願っております\(^o^)/

おわり。
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Commented by 小三太夫 at 2007-04-12 01:18 x
いやぁ、良かったですねぇ、幸せでしたねぇ(^^)
2大ヒロインのトークショウは最高だった事でしょう。

 実相寺監督はTVの歌番組の演出で「あの有名な演歌の女王」の口元ドアップをオンエアした為にクレームが付いてTBSの映画部に異動させられて『ウルトラ』へ来た・・・と言う経緯がありますから、「女王」が居なければ フジアキコvsガマク(ゲフンゲフン・・・とかアンヌのドアップも拝めなかった・・・と。
・・・金●蚊取り線香を焚いて女王に感謝しましょう(ばき

 しかし「ロングの アキコに ショートの アンヌ」・・・・
二人とも良くお似合いの髪型ですね。(^^;

Commented by heroes-cafe at 2007-04-12 14:37
ハイ!!もう本当に素敵な時間でした♪

ロングにショート。本当ににそうですよね!
2つの違う“美しさ”がぶつかり合って、実に素晴らしいです(^^ゞ
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by heroes-cafe | 2007-04-11 23:39 | HERO☆JUNREI | Comments(2)
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