2008年 08月 12日
映画『スカイ・クロラ』をみた。。。
日曜の昼間で話題作と云うこともあってか、今までココで観た他の作品より
お客さんの入りは良かったように思います(笑)。
初めて見る押井“アニメ”。
押井作品は“難解”だとの評判をよく耳に(・・・だから観た事ない!)するけど、
『スカイ・クロラ』はそんなに頭を抱え込むような話じゃないと私的には思えました。
もっとも作者の真の意図を理解しているかどうかが怪しいけど“何となく判った”
気がします・・・(^_^;)
まぁ受け取り方は人それぞれだから“これでいいのだっ!!”(=^・^=)
ちなみにタイトルの“クロラ”は今、北京で盛り上がってる水泳のクロールと同じ語彙で、
「crawler=這う者」って云う意味で、“大空をもがく子ら”みたいな感じでしょうか♪
ゆり子さんに教えていただきました。ちなみにゆり子さんは押井監督に直接お聞きになったそうです!!
で、実はストーリーよか、映像や音の細かい部分にばかり気が行ってました(笑)。
ちょうど、一週間くらい前にNHKだったかな?でスカイクロラを製作中の押井監督に
密着した番組があって、キャラクターに止まってる様に演技させる とか、キルドレをより
子供っぽくみせるためにドアや机等をやたら大きく描いた とか、あるいはある場面の
キャラクターの手の動き とか、グラスの音を気に入ったストックがなかったから新録した
などと、まぁメイキング的なことを番組内で紹介していたので、ついつい劇場で映像を
見ながらそのTVでやったシーンを思い出しながら確認してました(苦笑)。
そうそう番組の中でも扱われていましたが、戦闘機の空中戦のシーンは圧巻です!!
音の迫力も凄かったけど、CGで描かれた戦闘シーンは本当に度肝を抜かれました!!!
被弾、炎上するシーンなどはまるでドキュメントシーンのようにリアリティがあって
いい歳してなんですが、「何を参考にあんな風に爆破するって分って描いてるんだろう?」って感心していました(;^_^A
劇中に出てくる『散香』という戦闘機は、第二次世界大戦当時、試作で終わったB29迎撃用戦闘機『震電』がモデルになってると友人が教えてくれました。
さてさて、今回私がこの作品を見に行ったのは、もちろんゆり子さんが“声優”として
出演されているからです(^_-)-☆
『Daniel’s Diner』と云って“ミート・パイ”がお薦めの主人公達行きつけの店の
オーナー夫人、ひらたく云うと“おかみさん”(笑)で、ゆり子さんご本人に似せて描かれています♪(でも正直ビミョ~だけど・・・)
ゆり子さんだけでなく、主役の菊池凛子さん加瀬亮さんはじめ、竹中直人さん、
谷原章介さん、栗山千明さん榊原良子さん、安藤麻吹さんと、よく見るとみんな声を
あてている俳優さんに似てるように見えます!
榊原さん演じる「笠倉永久」役は原作では男性なのだそうですが、榊原さんは押井作品には欠かせない“ヴォイスアクター”だそうで、あえて女性として描いたとか。
映画見てたときは気がつかなかったのですが、「Zガンダム」のハマーン・カーンや
「風の谷のナウシカ」のクシャナ姫をあててた人だったんですね!?(^^♪
ゆり子さん演じる“ユリ”(偶然にも原作もユリなんだそうです!?)は残念ながら
登場シーンこそ少ないのですが、とても印象的な役柄です。
押井監督のゆり子さんへのリスペクトを感じられるキャラクターになっていると
思ったのは気のせいかな?(笑)
以前某所で押井監督にお逢いした(お見かけした?!)事があるのですが、
なんかとても“普通”(失礼!)な感じの方で、もちろん『オーラ・バリア』は出ていた
のですが、でもそれは人を寄せ付けないような雰囲気では全然ありませんでした♪
私としたことが、サインを頂かなかったことが悔やまれますが(爆)、
でもその時は押井作品は『真・女立喰師列伝』しか見たことなかったので、
“巨匠”だからってサインを貰っておくというのも甚だ失礼な話だと思い遠慮しました・・・
でもこれで『スカイクロラ』とあわせ二本拝見し、『立喰師~』はDVDも豪華版を
買いましたので、今度お逢いするチャンスがあれば是非とも頂戴したいと思っております!!(爆)
今回はスクリーンで喋っている人が観ている自分の横に居るという、不思議というか
非常に贅沢なシチュエーションでの映画鑑賞会でした(^O^)
原作:森博嗣氏の→ブログ。4/19日の日記ですが試写会の時の事が書かれているのですが、最後の方の一文が笑えました♪
『森様、しかとお伝えしておきます∠(^O^) 』