水も空気も工場で作るという宇宙空間都市ペガッサシティー。

科学の粋を集めて作り上げた巨大都市であったが、動力系統に重大な故障をきたし宇宙空間を彷徨っている。このまま行けば地球との衝突は避けられない・・・

やむなくペガッサ市は地球に対して軌道の一時変更を要請してきた。
だが万が一、地球が軌道変更に応じなかった時に地球を爆破せよ、と云う密命を帯びて1人のペガッサ人が地球に送り込まれる。

そう彼がそのペガッサ人なのだ♪
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セブンのアイスラッガーを顔面に受け、世田谷体育館から暗闇へと消えた後ひたすら“影”を求めて地球上を彷徨っていたのだ!?実に40年近くもの間彷徨い続けた彼は、ついに再び我々の前に姿を現す決心をした・・・

『あ~~ のどが渇いた♪』


b0087512_22372346.jpg『ずっと小走りで移動していたからさすがに疲れた。』


『ン?ミネラル・ウォーター?!ついに地球も工場で水を作るようになったのか!?地球人が我々のようになるのも時間の問題だな・・・』












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『さて、これが39年前の私だ。私はアンヌに対してこんな風に背後から脅した覚えなどないが、まぁいいだろう・・・』

『そうだ、久しぶりに当時と同じようにやってみるか?アンヌ隊員に協力を願って、どうだろう?こんな感じか??』

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『どこか違うなぁ~ そうか!回りが淋しいんだな!?』

『よし、三面鏡をビデオカセットとミニROMのケースでそれ風に置いてと、それにテーブルも、後は赤い人形か・・・』『仕方がない、セブンにも協力してもらうか♪』


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『違う!背景が寂しいなぁ。お!?ココに何かへんてこな宇宙人の写真があるぞ・・・。 まぁ何でもいいや』『さぁこれでどうだッ!』

『まだインパクトに欠けるな・・・。ん?ポスター?!何のポスターか判らんがシルバー地で綺麗だからこれにしよう!!』『床にグリーンのフェルトを敷いて、よし完成だ☆』(爆)。
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メディコム・トイのRAHペガッサ星人です。

造型はなかなかだと思います。小道具にもこだわりを持って作りこんでくるメディコムにしては今回は付属品が何もありません。クライマックス、セブンに向けて発射する『ペガッサ銃』?くらいは付けて欲しかったですね。

テレビを見ているときは気がつきませんでしたが両足の外側に“フジツボ”のようなものがついています。頭部の造型は“シュモクザメ”を髣髴とさせるようなデザインですから海の生き物系宇宙人といったところでしょうか(笑)。
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by heroes-cafe | 2006-12-19 15:04 | ULTRASEVEN | Comments(11)

さて後半はウルトラセブン全49話中私が一番好きなエピソード、感動の最終回『史上最大の侵略』編です!!後編も長いけどお付き合いを・・・(笑)。

『確か“水中からの挑戦”あたりのラッシュ試写のときに最終回を撮るように言い渡されました。第1回、あるいは最終回を任されるという事は大変名誉なことだったので喜んで引き受けました。』

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『当然ダンは正体を明かし、地球を去らなければならないが自分から
「今まで黙ってましたが、実は私がセブンでした。では皆さんさようなら・・・」という訳にはいかないので、どうしたものかと思案した挙句、やはり“誰か”に(正体を)告げてもらわなければならない=もうこれはアンヌを置いて他にはいない!!と云う結論に至りああいう結末になった。』

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『でもいきなり最後だからといてアンヌが「ダン!行かないで!?」って云うのはあまりにも不自然だから、ノンマルトあたりから徐々に徐々に・・・二人はプライベートでも海水浴に行くような仲なんだ!ってな雰囲気に持っていくため“ノンマルト~”ではああして二人で海辺にいるシチュエーションにした。』

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『とにかくいつも以上に“優しく、優しく・・・”って監督に云われたことをよく覚えています♪』

『男って優しくされればされるほど居た堪れなくなるって云う所があるじゃないですか?!逆にギャンギャン云われれば「あ~~ウルサイっ!!」ってね(笑)。ですからアンヌにはいつも以上に優しい口調で語りかけて欲しいとお願いしました。』

『あの告白された瞬間のバックがキラキラにシルエットは最初からああ云う風にしたかったんです。スタジオのセットで銀紙を張ったボードをスタッフが裏から叩いてキラキラした雰囲気を出しました(笑)。』


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アンヌ隊員の髪型にも話が及び・・・
『当時“ウィッグ(付け毛)”が流行っててね。結構(値段が)するものなんだけど「ウルトラ警備隊のアンヌ隊員の給料ならこれくらいのものは買えるだろぅ!」みたいな部分もあってね・・・。だからあれはあくまでもファッションなんです!!』

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ここら辺のお話はゆり子さんの著書やDVD等で皆さん既知のことですが、確か“シルエットの瞬間、髪がなびく画が欲しかったから・・・”みたいな話もどこかで聞いたような気がします。

クラタ隊長の台詞や行動についても、
『彼(南廣さん)とはマイティジャックでも一緒だったし、“V3から~”のときにキリヤマ隊長との(友情みたいな)関係も描かれていたから、憎まれ役と云うか敵役は彼しか居ないと思い演ってもらいました。』『ただ南さんからも「あの台詞だけではあまりにもクラタのイメージが・・・」。何かエクスキューズが欲しいって云われたので最後の台詞をあえて入れました。』

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“モロボシ、許してくれ・・・”の台詞ですネ♪

『とにかくどうやって最高のラストに持っていくかかなり悩んだ。ファニーに行っても飲まずにツケだけ支払って帰るなんて事もあった。またそこでよく飲みに来ていた(円谷)一さんに会ってね。あの時はもう次の“怪奇大作戦”を撮り始めていたので「こっち(怪奇~)は撮影快調だ!!そっち(セブン)はどうだ??」ってよく聞かれたけど、いいわけないだろう(泣)って思ってましたョ。』


ここでゆり子さんが『そう云えば(ファニーとかで)当時誰がお金(飲み代)払ってたのかしら?あたし飲みに行っても一度もお金払った記憶ないヮ・・・』って仰ると『もともとあそこは会員制で会員じゃなきゃ入れなかったんだ。俺なんかちゃんと会員になるのに千円払ったもの!けど確か会員だったのはオレと(円谷)一さんと高野さん3人だけだった!?後はみんな“連れ”だよネ・・・』『最初の頃なんか会員証がないとボトル出してもらえなかったもの(笑)』『え~~ッ?!私なんか一人でも飲みに行ってましたョ!!(笑)』

監督はじめスタッフの皆さん、大変だったんですねm(__)m。

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『撮影が始まっていた“怪奇~”は妖怪・怪奇物でウルトラはもうセブンで終わりだと思ってましたんでとにかく、スタッフ全員、“最後なんだッ!!”って気持ちで作りました。』

色々検索してみたら、決して子供向けでなかった『ウルトラセブン』で高評価を得て、円谷プロとしては『空想特撮シリーズ』に終止符を打ち、次ぎなるステップへ移行したかったようです。
またその当時は「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪人間ベム」のようなものがもてはやされていた事や怪獣ブームが終焉を迎えていとことも背景にあったみたいです。

『でも帰マン以降は「終わってもちょっとすればまた(ウルトラ物を)やるんだろうなぁ~」って(笑)。』確かに♪

子供向けでなかったと云えばこんな話も出ました。  

『作り手は決して“子供向け”って気持ちでは作っていませんでした。当時は「受像機」つまりテレビは一家に一台ってのが当たり前だったから大人向けも子供向けも無いわけで♪家族全員がリビングなりに集まって見ていたわけですよ。だから昔は少々(内容が)難しくても“解説者”が横に居た訳ですよね。』

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なるほど!!司会者の方も云っておられましたが、確かに今時の特撮等の番組はどこか説明が多すぎると云うか「そんな事いちいち云わんでもわかるヮ!」ってな具合のものが多いなぁ~って感じていたのですが、今の世はパーソナルな時代、ヘタすれば1人に1台みたいな環境にある家庭もある時代だから、確かに子供向けに作るなら分かり易く理解できる必要があるわけですね!!

『でもね、最近はけっこう大型TVの時代じゃないですか!?あんな大きなものが一部屋に一台ってな訳にはいかないから(笑)、また昔のようにテレビの前に家族全員が集まって・・・みたいになるといいですよねぇ~』

我が家も時々映画のDVDなどをスクリーンで見ることがありますが、子供と一緒に見ていると「パパあれ何?」なんて聞かれても「シッ!今いい処なんだからウルサイ!!」なんてついつい云っちゃうけど(汗)、ちゃんと解説してやらねば・・・(爆)。

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『そう云えば、最終回の前編の放送が終わった後、実相寺監督から電話がありましてね「ミッちゃん、よかったョ!!」って♪』

当時は当然VTRなんて無いから本放送を見逃したら再放送でもない限り“それっきり”だったので大抵(スタッフ)みんな放送を見ていたそうです。

トークショウも終了に近づき今回も質問タイム。
で、また質問しちゃいました(汗)。

-ダンが秋夫君の家から秘密基地へ移動するシーンで野球放送がバックに流れますが?

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『日本人と云えば“高校野球と盆踊り”だろう、って!!(笑)。人類が終焉を迎える時に(魂に響くものは)これだろうと♪それとあの時点ではまだ地球に重大な危機が訪れている事は民衆は知らないから平穏な日常を象徴する為の意味もあって。』

よく“明日死ぬと判っていたら最後の晩餐は何にするか?”みたいことを云いますがそれと似たような感じなのかな(笑)。

-ダンがアンヌに告白した瞬間、BGMにシューマンのピアノ協奏曲が流れますがあれは監督の意向ですか?それとも冬木先生のアイデアですか??

『あの場面に合う曲が無いから最初からクラシックで行くつもりでした。実はあそこはグリーグのピアノ協奏曲で行くつもりだったんですが、間違えて“ラフマニノフ”の曲でってボクが頼んじゃったんですよ。そしたら(冬木先生が)「ン?ここはラフマニノフじゃないだろぅ~(満田監督)まちがえてるな!?」って。で恐らくコレじゃないか・・・用意してくれたのがシューマンだった訳です!』

う~ん、これは驚愕の新事実!!(笑)。

確かにグリーグのピアノ協奏曲もドラマチックな雰囲気で幕を開ける曲ですが、テンポがイマイチのような気がします。グリーグの曲をバックに演るとなんか宝塚みたいになっちゃうような気がします(爆)。

まぁ怪我の功名と云うか満田監督が勘違いしたお陰であのシーンはシューマンの曲を含めて“伝説”になったと思います。

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『ファンの方から「監督!シューマンとグリーグがカップリングされたCDがありましたよ♪」って教えていただいたこともありました。』

監督、実は私が持っているCDも二人のカップリングです(笑)。

このあとダンが告白する資材置き場のロケ地の話になり、

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『あの時監督と一緒に(ロケ地に)行った時、DVDでは云わなかったけど公衆トイレになってたんですよね!?』

“あの時”とはゆり子さんのDVD『アンヌからセブンへ』のなかでのロケ地巡りの撮影の時の事ですネ。そ~かぁ~ トイレねぇ~ まぁ40年も経ってる訳ですから、世の流れですね。

ゆり子さんに詳しく伺ったらどうやら多摩川競艇場の近く、是政橋のすぐ脇あたりのようなので、たまたま今日調布・府中方面に配達があったので台北飯店でランチを食べた後(笑)ちょっと寄り道して行って来ました(爆)。

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で、行ってみてビックリ、何年か前までは毎週通る道沿いでした(驚)。しかもDVD撮影時と比べて更にマンションが増えてました?!例の『トイレ』もちゃんとありました(笑)。近いうちに“聖地巡礼編”の方で詳しく取り上げたいと思います♪


まだまだお二人のお話を聞いていたかったのですが、残念ながらタイムアップ。

あ、そうそう他の方の質問で隊員の名前の話になり、“アンヌ”は女優の真理アンヌさんからのネーミングだったそうです!(え?知らなかったのかって?!(冷汗^^ゞ))

真理(まり)アンヌ→友里(ゆり)アンヌ♪♪
ひょっとして満田監督は真理アンヌさんをキャスティングしたかったのかな?(笑)。

このあと懇親会がゆり子さんのお店『Asian Taipei』にて開催され深夜まで楽しいひと時が続きました・・・


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最後の最後に満田監督にお聞きしました。

-ラスト、アンヌがみんなにダンの正体がセブンであると告げたあとホークに乗ってセブンを援護射撃するときにみんな「ダン!!」って云って決して「セブン!!」って語り掛けないのは・・・

『あくまでも“モロボシ・ダン”であってあそこはああいう風にしたかった・・・』
『だからエンディングもセブンが飛んで行って終わりじゃなくって(ダンは)決して死んでなんかいない、(元気にいつか)帰って来るんだ!っていう風にしたかったんでラストにダンが駆けているシーンを入れた!』


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アンヌが“ダンはダンに変わりないじゃない!たとえウルトラセブンでも!!”そしてまた“~あたし達の“ダン”だったのよ・・・”って云いますよね。
ウルトラセブンと云うM78星雲から来た宇宙人ではなくあくまでも苦楽を共にし一緒に戦った仲間である“モロボシ・ダン”なんだよ、君は!!と云うことなんでしょうね♪

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ウルトラセブンに対する監督の思い入れのすべてがあのシーンに集約されているんだと感じました。直接監督ご自身のお言葉で確認出来て良かった☆☆☆


大好きな最終回を“監督と主演女優”お二人による解説付きで見れたなんてこの上ない贅沢な時間でした。満田監督、ゆり子さん本当に有難う御座いました!!

またゆり子さんは体調が充分でなかったにもかかわらず深夜遅くまでファンのためにお付き合い下さいました。改めて御礼申し上げますm(__)m


おわり。。。

毎度毎度長くてス・ミ・マ・セ・ン
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by heroes-cafe | 2006-12-15 00:00 | ULTRASEVEN | Comments(7)

b0087512_053610.jpg12月の9,10日の2日間に渡ってゆり子さんファンにはお馴染みの場所となった“シネマバー ザ・グリソムギャング”でウルトラセブンの『ウルトラ警備隊 西へ』前後編、『史上最大の侵略』前後編の計4本を16mmフィルムにて上映&トークショウを行うと云うイベントが開催されました。もちろんゲストはアンヌ隊員ことひし美ゆり子さん♪そして10日は両話でメガホンをとられた満田監督もいらっしゃると云うことでしたのでこの日に参加してきました!


今と違い当時のTV番組は16mmフィルムで撮影されていましたからその撮影した当時のものが観られることと、円谷作品は現在、商用としてフィルムを社外への貸し出しは行っていない為そういった意味でも大変貴重な上映会となりました。しかもフィルムで見られるのは通常ラッシュ試写のとき関係者が見るくらいなのでレア中のレアだそうで!?

また今回上映されたものは黒コマ?つまり『タケダ、タケダ、タケダァ~~~』のCMが入る部分と途中でCMが入る部分の無記録の部分もちゃんとついていてまさに当時のままのフィルムなのでした!

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フィルムで見た感想ですが解像度のせいかもしれませんが非常に画像がやわらかく、オープニングの海面のキラキラが非常に美しく見えました。DVDで初めてセブンを見たときセブンの“赤”がもの凄く綺麗だと感じたのですがフィルムで見るとまた違った印象でしたね。

またこれは余談ですが『~西へ』のポインターの登場シーンでついてるはずの部品がついていたりいなかったりとちょっとマニアックな部分も一緒に参加した方々から教えていただいたりしちゃいました。よかったら探してみてください(笑)。


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さて上映後に休憩を挟んでトークショーが行われたのですが、ゲストのお二人が登場されたあと司会の方のご提案で、ゲストと参加者全員で先日お亡くなりになられた実相寺昭雄監督に向けて献杯が行われました。

では先ず最初に第14話、15話『ウルトラ警備隊 西へ』編♪からスタート!!

もう皆さんご承知の事とは思いますが、もともとこの『~西へ』は番組スポンサーであった武田薬品が大阪にある企業だったため関西地方を舞台にした話が作れないかとのスポンサーオファーによって生まれた話でした。

そして脚本の金城氏特撮の高野氏、そして監督の満田氏の3人で関西方面へ向かいシナリオハンティングをし、一から作り上げた作品です。

『1台でいいのにわざわざ一人に1台づつ迎えの車を用意してくれて、それに乗って武田の工場見学に向かったんですよ・・・』と満田監督は当時の様子をお話して下さいました。

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『撮影は11月でした。とにかく夜は飲み会をする為、脚本段階から夜間のシーンは無し!!(爆)。日没と共に撮影終了♪』『1週間ほどのロケでした。ホテルの移動なしでひとつの宿にずっと泊まってましたので一部屋を“飲み部屋”にしてそこでみんなで飲んでました。』
『キリヤマ隊長役の中山昭二さんは凝り性と云うかこだわりのある方で、(酒のつまみは)漬物は○○商店の△△じゃ無きゃダメだ!とか煎餅は何処どこの○○が美味い!などと仰られてわざわざご自分で京都まで行かれて買ってきてくださったんですよ!?』

『警備隊のメンバーはみんな外へ呑みに行ってたわネ』
『(ホテルの)門限が10時(?!)だったので間に合わなかったやつはみんな兵を乗り越えて帰って来てた☆』

ウ~ンさすが地球を守る警備隊♪ゆり子さんのエッセイなどにもスタッフと撮影所近くのファニーへよく行ったとか書かれていますが、スタッフの酒好きは相当だったようです(笑)。それにしても隊長ったら、フルハシ・ソガ・ダンを防衛センターの護衛に行かせた隙に京都でお買い物だなんて・・・(爆)。

『確かクラブ?orキャバレー??だかに行きましたよネ?』
『そうあれは武田薬品の接待でメインスタッフが招待されて行ったんだよ。』
『あたし隊長に“一緒に踊ろう♪”って誘われたんだけど恥ずかしくって、一緒に行った(ドロシー役の)リンダ・ハーディスティーさんにお願いして代わりに踊ってもらったんですよネ・・・』

最近ブログでもゆり子さんご自身がこのときの事を書いていらっしゃいましたが、隊長こと中山さんは元々バレエダンサーで越路吹雪さんの相手役をしていた時にスカウトされ映画界へ転進された方ですので踊りはお手のもの♪『ナニッ?!』と渋い顔をしてクールな隊長役からは想像できませんね。

さて再び本編の方の話に戻すと・・・

b0087512_0175444.jpg『工場内でフィルムを回し使えるシーンは全部使った。ポートタワーのエレベーターのシーンも実はEVは工場で撮ったものを使用。』





b0087512_0344714.jpgツチダ博士が働く六甲山防衛センター内のシーンなどはこれだと思います。港にキングジョーが現われEVの乗客が閉じ込められパニックになるシーンなどは実は違っていたのですね!?





b0087512_0181157.jpg『国立京都国際会館(防衛センター)ではロケの許可が下りなかったので、実は外観の画は車内からの隠し撮り(爆)。(博士が飛び出してきたり、ポインターが乗り付ける玄関前あたりの)実際のロケはあれは芦屋市役所!外観のゴツゴツした感じが似てたし、場所も近かったから・・・』

b0087512_0183922.jpg“隠し撮り”・・・先日参加した仮面ライダーのイベントでもプロデューサーの平山氏が『海中に火薬を仕掛け水柱が上がると非常に画的にはいいんだけど、魚がぷか~~っと沢山○△※□▲(云えません(爆))。だからそういうシーンは最後に回し、撮影の際は最低限のスタッフのみ現場に残してあとはバスに乗り込んで待機、取り終わったと同時に逃げるように帰ってきた・・・』

満田監督のお話をお聞きしながらこの時の話しが頭に浮かびました(笑)。古き良き時代と云うか大らかだったと云うか・・・♪♪

b0087512_0191490.jpg『冒頭のマービンのレイバン型のサングラスに爆発炎上し炎に包まれた船が映し込まれるシーン、あれは映画007を意識してやったもの。あの合成は結構難しいんだよね(対象物が)動くと合成ってし難いんです!光学(中野稔さん)の方に“ちょちょって何とか上手くやってよ?!”ってお願いして出来上がったんです。』

妖しげな正体不明の外国人、突然の爆発。007~すなわちスパイ映画をイメージした画にしたかったそうです!確かにオープニングからフルハシ隊員が喋るまで外人しか出て来ませんものね(笑)。

『合成って云えばよくウルトラガンを構えた時に手を動かすなっ、アンヌはアル中だからすぐ動いちゃう!ってよく言われたヮ。もちろんアル中なんかじゃないけど、だってあれ結構重いんですもの♪。“手タレ”じゃないけど(助監督の)本多のリュウ坊に代わってもらったことも・・・♪』

『(光線を後から付け足すから)動かないように下から腕を支えたり、何か板や台の上に腕を乗せて固定したりしてね・・・。』

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画期的な合成映像技術も作り手側の手作り感が伝わってくるようなエピソードですね☆

『特撮と本編とのやり取りは最初のうちは綿密な打ち合わせをしたが~怪獣(宇宙人)が左から来る=隊員等が左側に向かって演技をする・・・方向等の確認~などは何本かやればお互いに阿吽の呼吸でそこら辺は判ってくるので“いつも通り”って一言云えばOKだった』。

『隊員が(怪獣を)見上げるシーンが(特撮班の方で)欲しくなるんじゃなるかなぁ~と予測して一応撮っておくんですよ。すると向こう(特撮班)から“(撮って)ある?”なんて云ってくると“あるよ!”ってな具合にね♪』

『最悪、辻褄が合わないような時は“裏焼”って云ってフィルムを反対にしてやったこともあった。円谷英二さんが考えたことで、戦闘機なんかに番号が入ってるでしょ?“使う数字は左右逆になっても大丈夫な数字を使え!”って。1とか8とか・・・♪』

なるほど!『18』なら逆さまにしても『81』だし『101』なら『101』のままだし!?さすが特撮の神様、大きく頷いてしまいました♪

『でもね、帰マンになるとそうも行かなかったんだよね。左手にウルトラブレスレットだかなんかつけちゃうと、(裏焼きすると)“あれ?ブレスレットが右だ!?”ってなっちゃうんで(笑)。』


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その他にも『キングジョー』のネーミングは“金城”からだとか、書ききれないほど沢山の裏話しが披露されました。

最後に参加者からの質問コーナーが設けられたのですが、折角なので私は実相寺監督の思い出を何か一つご披露願いたいとお願いしました・・・


『彼とはね、生まれた月は彼の方が早いんですが(ちなみに実相寺監督は昭和12年3月29日生まれ、満田監督は8月20日生まれ)同じ年の生まれなんですよ。彼はTBSの演出部、私も最初TBSでADしてましたんで、気心の知れた“仲間”ですよね。』

b0087512_0375011.jpg『まぁ~独特の撮り方と云うか(笑)。例えばシルエットで撮ったりしてネ。照明部の連中はこんなんじゃ照明なんか必要ねぇ~じゃん!!ってな具合で(笑)。』


b0087512_0381036.jpgゆり子さんも『そうそう、あのシルエットの時が実相寺組での初めての撮影だったから気合入れてドーラン塗ったのに全然必要なかったヮ!!』

演出している実相寺監督のお姿が見えるようですね(笑)。

-あいつがこう撮るならオレはこう撮るんだ、なんていうライバル意識は無かったんですか?

『いやぁ、あれは真似できないし、出来るものでもないしネ(笑)。ライバルなんて、仲間ですよ、仲間♪』

お互いを尊敬しつつ、やはり円谷初期の屋台骨を支えあった“同士”といった関係だったんでしょうね・・・

その他の方からもいくつか質問が出ましたが、思い出せません(汗)。


ココで休憩タイム。次はいよいよ感動の最終回!!


後半へつづく・・・
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by heroes-cafe | 2006-12-13 00:02 | ULTRASEVEN | Comments(5)

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ちょうど1年前の今頃『男たちの大和/YAMATO』と云う映画が封切られ一種の“ヤマトブーム”が起き多数のおもちゃ等が発売された。

昔ながらのプラモデル、スケールダウンのミニチュア、食玩、中にはラジコンで水上を走るといった凝った趣向を持ったものも・・・。

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これもそんなブームのに乗っかったもので、誰しもが子供の頃に遊んだ事があると思う、レゴよりも以前から存在している純国産メーカー『河田のダイヤブロック』製の戦艦大和です♪


b0087512_2215947.jpg全長70cm強とかなり大きなもので、ブロック製であるが故、全体的に大味な印象は拭えませんが、専用パーツをふんだんに盛り込みなかなか良く出来ていると思います。

大きさが大きさだけに迫力はかなりのものです!!

前後3つの主砲はちゃんと回転し、砲身も三門一緒ですが上下に動かせます。
また艦首・艦橋・艦尾に3分割することが出来収納にも便利です(笑)。


b0087512_22163325.jpg戦艦大和といえば65年前の今日、1941年12月8日は日本海軍が真珠湾を奇襲攻撃した日です。

しかしこの真珠湾での戦闘機による日本の勝利が“不沈戦艦”と呼ばれながらあえない最後を遂げた大和の運命を決定づけたのかもしれません。

1945年、昭和20年4月5日、『天一号作戦』を発動。大和に出撃命令が下ります。

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9隻の護衛艦を従え、片道分の燃料しか積まずアメリカ軍が上陸した沖縄へ向かうというものでした。

作戦は艦隊ごと沖縄本島へ突入し、艦を浅瀬に乗り上げ座礁させ砲台として敵を迎え撃ち、弾薬が底をついたら乗組員がさらに特攻を賭けると云う凄惨なものでした。
しかし沖縄へ向かう途中、鹿児島県の坊ノ岬沖で400機あまりの米軍航空機の波状攻撃を受け転覆、大爆発を起こし海の藻屑と消えました・・・



b0087512_2218416.jpg一部原型を留めながら今も深海に眠る大和。

そこから生まれたのがウルトラセブンに出てくる『アイアンロックス』であったり、イスカンダルへ旅立った『宇宙戦艦ヤマト』などですね♪


戦争など二度とあってはならないと思いますが、昔から戦車や戦艦、あるいは拳銃やナイフといったものにはどこか惹かれるものがあります。

どうしてなんだろう・・・・

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普段の特撮物とは趣をかえてお送りしました(笑)。
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by heroes-cafe | 2006-12-08 22:01 | Cafe Break | Comments(4)

また一人、我々オタク少年に大きな影響を与えた方が亡くなってしまった・・・
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私にとってはなんと云っても『狙われた街』が非常に印象に残っている。

独特なアングルにストップモーションを用いたちょっと変わった演出。

アパートに潜入したダンを待つ、太陽をバックにしたアンヌは本当に印象深い♪


他にもセブンでは欠番の12話『遊星より愛を込めて』や43話の『第四惑星の悪夢』も忘れられない作品だ。

ウルトラマンではハヤタがベータカプセルと間違えてスプーンをかざして変身するシーンはあまりにも有名。マンといえば製作の舞台裏を描いたTVドラマ『ウルトラマンをつくった男たち』なんてのもよく覚えている。



つい最近『シルバー假面』を撮り終えたばかりで、今月末から劇場公開、来年には博士役で出演されたひし美ゆり子さんの舞台挨拶が予定されているので、何かイベントがらみでお逢い出来る機会があればなんて思っていた矢先だったので、非常に残念だ。


b0087512_2345561.jpgちょうど今~作品としては古いものだが~監督が執筆された著書の文庫版『ウルトラマン誕生』
を読んでいる最中だったのでホントにショックだ!!

是非お目にかかってココで紹介したかった・・・・(悔泣)。


近々イベントで満田監督にお逢いする。お目にかかるのはこれで三度目になるが『一期一会』、出逢いの時間を大切にしたい・・・



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謹んで実相寺監督のご冥福をお祈りいたします。。。合掌
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by heroes-cafe | 2006-12-01 03:11 | HERO☆JUNREI | Comments(4)
HEROES☆CAFEへようこそ♪ 幼い頃に出逢ったヒーローやヒロインにもう一度逢いに行きませんか・・・
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