2010年 02月 27日
ウルトラマンになった男
ココへ来て下さる方なら、もう当然 “既読” (^_-)-☆だと思いますが、本当に素晴らしいご本でした!!
中表紙もカッコイイのです☆
一番回顧録を読んでみたかったのが古谷さんでしたが、あの独特の腰の引けた猫背気味のファィティングポーズの由来や日々の撮影の裏話、プライベートなことなど盛りだくさんな内容!!!
中でも特にグッと来たのが、スペシウム光線のポーズを毎日300回も練習したという下りでした・・・。
実は、本の中に書かれているサイン会のとき、幸運にも私はその場に居ました。
会がお開きになる前に、古谷さんが我々にこのスペシウム光線のポーズの構えを見せて下さったのですが、当然ながらどよめきが起こったのは云うまでもありませんが、私が特に感動したのは、指先にまで至る全ての“形”が、マスクオンのウルトラマンがスペシウム光線のポーズをした写真等と寸分違わぬように見えたことでした!!
この時は、『さすが40年以上経っていても体が覚えてらっしゃるんだなぁ~』ってただ単純に感心したのですが、まさか当時、毎日300回、しかもシチュエーションや角度を変えて練習していたなんて想像もつかなかったので、同年代の男子なら誰でも出来るこのポーズに、こんなにまで苦労があったんだと思ったとたんにジ~ンと来てしまったのでした・・・・・(T_T)
また、様々なMOOK本や、また実相寺監督の著書を映像化したドラマなどで、何となくは当時の撮影の苦労の様子は知っていましたが、実際の現場がこんなにまで過酷だったとは思いませんでした。
画面上で、カッコ良く、果敢に怪獣達と闘って地球の平和を守っていたウルトラマンが、体力・気力の限界に挑み、実はマスクの内側では深く苦悩していとことにも感銘を受けました(>_<)
『子供たちが自分の夢を育てる手助けをしよう!』
そんな思いを胸に、ひたすら演じ続けた古谷さん・・・・
今までに、幾度となくご本人にお逢いする度に、物腰の柔らかさ、柔和な笑顔、我々ファンに優しく接して下さる態度 etc ・・・本当に素敵な方だなぁ~と、いつも思っていたのですが、本を読んで納得したのと同時に、益々古谷さんが好きになりました(#^.^#) (笑)。
我が家にも、セブンほどではないのですがウルトラマンのフィギュアがいくつかあるのですが、読後はどの人形を見ても、もう古谷さんにしか見えなくて?!(;^_^A
文中にもありましたが、本を執筆するようにアドバイスしたゆり子さんの音頭で、昨年末最後に『出版を祝う会』が催されましたが、実に大勢のファンが集まって非常に盛会でした。
コスプレで参加されたファンの方の制服を羽織って・・・
当日は、古谷さんとは殆どお話は出来ませんでしたが、ツーショットをお願いした際に、ブログに写真を載せる旨の許可をお願いした際、『どんどん宣伝してヨ!!』って笑顔で仰ってくださったのですが、もう一言云われた事がありました。
『この本を、小さな子供さんを持つお母さんに是非とも読んで欲しいんだ!!』
って仰られたんです。
その時は、“ハイ!”と返事しつつもよく意味が理解出来なかったんですが(汗)、読み終わった後に感じたなんとも云えぬ温かい気持ち・・・。
古谷さんの想いが理解出来たような気がしました♪♪
また、お婆様が古谷さんに仰られた・・・
『仕事中は~一緒に働いている人たちに嫌な思いをさせてはいけないよ・・・嫌なことがあっても、顔に出したり、態度に出したり、物にあたったりしては絶対にだめだよ・・・・笑顔でいつもいるようにね・・・』
という件は、当たり前のことかもしれませんが、いい歳して未だにキレやすい私には、誠に耳が痛い、というか目に痛い(苦笑)お言葉でした((((^_^;)
特撮ヲタクはもちろんのこと、本当に一般の多くの方々に読んで欲しい・・・そんな素晴らしい本でした!!
そう云えば今週末はアマギ&アンヌ隊員揃っての関西地区への“パトロール”でしたね!!
関西地区の皆様、どうぞ“熱烈歓迎”のほど、宜しくお願い致しま~す\(^o^)/