2006年 07月 18日
あんぬ アンヌ ANNE - アンヌ再び・・・
『KUBRICK』『BE@RBRICK』と並んで数々のヒット商品を送り出してきた『RAH』シリーズよりついに永遠のヒロイン、ウルトラ警備隊『友里アンヌ』隊員が満を持して発売された。
今回のフィギュアは新規造型の“RAH FEMALE BODY”いわゆる日本女性的な規格の素体を使用し、より劇中のアンヌに近い雰囲気を再現している処が特筆すべき点だと思う。
全体の雰囲気は2003年に発売されたひし美ゆり子さんが演じた“友里アンヌ”をフィーチャーした写真集『All of Anne』の中の最初の方のページ、ポインターと写っているときのアンヌに非常に似通っている。
写真集の中のご本人のコメントによると撮影に入る前、ゆり子さんがはじめて円谷プロに行った日にカメラテストで撮ったショットだそうです。
そこまで計算して造られたかどうかは分かりませんがフィギュアのアンヌには残念ながらグラマラスな雰囲気がありません。
内部に肉襦袢っぽいものは入ってるのですがもうすこしあの“セクシー・ダイナマイト”なナイスバディーを再現して欲しかったものです♪
スーツやヘルメット、あるいは小道具的な『ウルトラガン』や『ビデオシーバー』などは相変わらずのクオリティです。
そして肝心の『人形は顔が命・・』お顔の方はと云うと・・・・可愛らしい顔はしているんだけど・・・毎度ながら・・・似ていない・・・(泣)。
『顔が似てれば買ったのに・・・』と云う声を周りでどれだけ聞いた事か。
正直メディコムの“素顔シリーズ”はどれも満足のいく造型ではなかったので、今回も期待していなかったのだがやはりダメでしたね。
でも似てる似てないは、作り手の『愛情』なのではないかなぁ~?
なんでも『原型』は、あるいは『サンプル』はよかったのにぃ~~てのをよく耳にしますから塗装にこそもっと気を遣えばかなり良くなるんではないのでしょうか・・・
今後の事も含めてメディコムにはより一層の努力を期待したい!!
でも今回“顔”よりも気になったのがヘルメットへの差し替えだ!
with DAN
顎紐部分の“D”リングと呼ばれる部分を外して実際の人間が被るようにして被せないとちゃんと装着できないような作りなのだ。だがこのリングの部分を一旦外してしまうとピンセット等で作業をしなければ元通りに戻せないほどパーツが小さいのだ!?
そこで仕方なく頭部を外して顎紐を解かないようにしてヘルメットに押し込むのだが、メットがかなりぴったり目に作られているため挿入が極めて困難であった。
何度かやっているうちに頭部の塗装は剥げるはメットの皮部はヨレヨレになるは、終いには顎紐が切れてしまった!!
しかもダンの顔には皮が色落ち?して“染み”が着いてしまった・・・
『Toshiさんって人が教えてくれたの、ダンの首の付け根が変だって・・・』
『なぜ、付け根がそんな不自然なの?』
『ねぇ、答えて・・・』 『・・・ダン。。。』
果たしてアンヌの方はと云うと、頭髪が外れるようになっていて『尼さん』状態(笑)にしてからヘルメットを被せるようになっている。のだが、こちらも同じように頭部を外してやってみると今度はボディーに頭部がハマらない!
何とかギリギリまで楊枝とピンセットで顎紐を緩めて装着したが・・・なんかイマイチしっくり来ない。頭髪が無い分装着は楽だがメットが安定しない。
この辺は『差換え装着可能』を謳っているのだからより一層の改善を望みたい。造型と装着を両立してこそのRAH=“リアル”・“アクション”・ヒーローズなのではないだろうか。
1年ほど先ではあるが“ナースVer.”も限定で発売される。メディコムのHPや雑誌等で既に画像がアップされているが、案の定半袖から延びる腕の“肘”と“手首”の部分は思ったとおり可動セクションが剥き出しだ!?
これじゃぁ~ダメでしょーーーー 赤司社長!!
『可動とスタイリング』ましてやヒロインのフィギュアなんだから、いかにも『人形です』なアプローチじゃメディコムの名が泣くでしょ~♪
時代の最先端を行き何度も“サプライズ”を演出してきたメーカーなんだから更なる進歩、先端メーカーの意地を見せて欲しい!!!
毎度辛口ですが、なにせウチにはRAHが60体近くいるのでかなりの“お得意さん”だと思っているので云うことは云っておかないと!!(笑)
<特別付録~All of Anne-フィギュア編~>
個々の感想は・・・皆さんご自由に(笑)。
一応どれも『アンヌ隊員』です(爆)。
最後はやはりご本人と・・・ANNE with YURIKO♪
ゆり子さ~ん 有難う御座いました!!